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bright ring.(ブライトリング)オートバイ整備 ハンドリングと車体剛性調整、本来の オートバイのポテンシャル知ってください。車体安定、乗り心地、タイヤのメカニカルグリップアップ、空力特性からの ハンドリング違いまでのメカ部分の調整とライダー側の体力に合わせた安全性を重視する基本的なバランスアジャストなど人側でのバランスアップも安心感として付け加えていく所です。 初心者や女性ライダーこそ、ここが大切です。

2017年8月31日木曜日

MVアグスタ ブルターレ800RR 新車のクオリティアップ(目に見えない)

MV AGUSTA BRUTALE 800RR
まずは新車の状態で軽く試運転確認後に、慣らし運転と少し乗りなれてから
気付いた所が有ればやりましょうとオーナーさんと話してからのあっという間に
3か月で3900Km慣らし終了となりましたので、今回の作業施工となりました。

上写真
アッパーメーターバイザーのこの小さな状態ですが、抵抗力、ヘッドライトより流れ
など上体を伏せない位置にて非常に効果が高く、大きさ位置などデザインとバランスが
良くこれ以上大きいとネイキッドの良さをスポイルしてしまう感じがしますので
ブルターレならではのデザインからもので、他のネイキッドですとビキニカウル
やバイザースクリーン等の取り付けとなりそうですが、スタイリングデザインから
来るエアロパッケージなので中途半端な物が付くと格好が悪くなる車両であると感じ
ます。
細かい点でのドラックと成型上のヘッドライトとバイザーの隙間のデコボコ部分と
アルミ網目部分等、空力特性の改善点はありますが車体のバランスがある程度整って
いる方が車体の基本操作に対しての圧力バランスを利用したり邪魔されてしまう部分が
分かり易いのでトータルバランスでがこうした小さいパーツの合算ですので
ある意味ではフルカウル車両よりも難しい事も有ります。
ネイキッド車両ではこうした小変更から車体パーツの取り付けや交換での
バランス崩れでの操安不良を、困って相談される方が非常に多くいるのが
現状で直進の高速道路でも不安になる車両が多く、より良いと言われる
軽量化や運動能力を上げるパーツの取り付けなどバランスの取れない
組み合わせをしてしまいがちな上に肝心なところが手付かず等の不具合が
多くタイヤを新品に交換したら上手く走れない車体となりタイヤの相性の
問題が露骨に出ることもあります。

静止状態でもおかしいと指摘
する事も多々あるのですが、慣れから来る非常に危ない操安ハンドリング
に変化した車両では体力勝負でしか乗れない状態ですので疲れる怖いの
ライディングでしか有りませんのでこうした事が単なる交換や取り付けで
終わってしまう事から起こりますので全体のバランスが取れずにいる所に
人間側の体力が釣り合わなければ尚更扱いずらいバイクになってしまいます。

空気気流関係は人間の体と衣類、バッグ装着、ジャケットのサイズや生地表面硬度
パットの張り出しも速度域の変化に対して複雑に絡むので小ぶりなカウルやバイザー
装着のネイキッドスポーツでもバランス良く合わせ込むのはウェアやヘルメット
それら以外でも疲労や走行バランスに関わるので走行距離やスピードレンジを
考えてのウェア、ヘルメットチョイスが安全に移動できる為の大切な部分です。
勿論ですが暑さや寒さ対策も含んでいるのが同様に来ます。

フルカウルでも運動能力とバランスを取るときに必要と
成ってきますので綜合で欲しい空力特性と防風目的での高速道路用途等の目的の
スクリーンや大型カウルの装備が標準のツアラーでは方向性が違うので間違えやすいと
言った面が大きい部分です。

ここからはメインの作業となりますが、一般的な作業では無く下地処理の為の
地味な手間をを加えないと単なるオーバーホールで終わってしまう事で、
本来の姿が浮き上がらない整備で終わってしまう、味わいや優れたバランスに
持って行く事は出来ないので部分的なヶ所でもとても大事な作業となります。

出来上がりを自身の要求を超える事を目指しますので、既に納車済みですが
一般の人がやらない整備でしか味わえない、地味に凄いをオーナーさんには
味わってもらっています。




薄っすらとセンターシャフト接触部に錆の発生初期の状態が確認出来ます。

初期なじみの鉄粉の為の変色した
グリスが弾力のないヘドロ状態ですので、新車だからこそ必要な部分でオイル交換と
同じ感覚でが本来の機能を出す元です、組み立て技術と油脂類の性能を出せる
状態がバイクのポテンシャルの高さとなりますので、人間だけ頑張る乗り方では
痛めつけてボロボロのバイクになってしまい、乗りやすさとはほど遠い状態と
なりますので
この様な先取りの整備を求めてからの,安全にスキルアップを求めて行く順番が
正しいのですが、この辺は意識の向上が無ければ先に来る事はないのが現状で
すし整備を使い方や費用面だけで決めてしまうのは使う人次第ですので、
このレベルで乗りたいと言った所の目的を外れてしまう整備管理では
アグスタのオーナーさんの求める所に上がれない事や私のアドバイスも
単なる意見ではない事を理解できないと、本当の意味での味わいや
乗っていて楽しいと感じることは難しく、短時間のチョイノリがやっとの
レベルが一般的な所で、一般道走行でもサーキット走行でも同じものです。


乗り味や心地と言ったある意味、
解りずらい内容の整備を安定走行や乗りやすいと言った味付けを分かって
実践する事でバイクが楽しいとして行く方向ですので安心感が何かを
理解しつつ徐々にスキルアップをして行くスタイルでと言った考え方を実践する
事が私も同感である事です。

今回の作業では部分的なヶ所ですが
新車でも乗り心地がかなり改善出来る内容の手の込んだ整備と特殊作業を組み合わせた
事で乗り心地以外のメリットも同時に上がりますので新車のパーツの持ちや
ツーリングでの突然の雨や普段の湿度に対する影響も軽減出来ますので
落ち込み始める前にする事で乗り味や本来の機能を発揮して乗りずらさがなく
バイクとの一体感が増します。

作業前には、シートが硬く座りずらい感じや滑りやすいと言った落ち着きのない
座り心地でプリロードもかかり過ぎていた感じが緩和され、乗り心地が良いだけでは無く
サスペンションも、しなやかに動いてくれましたので少しだけ設定を変更しましたが
乗り心地が良い方向なので圧縮側ダンパーを少し
強めにバランスさせても大丈夫なので少しスポーツレンジが上がっても安定走行
させつつスムーズになった動きにノーマルのサスペンションをバランスさせましたので
踏ん張りは上がったがゴツゴツは排除した乗り心地になったことで、2時間程の
ショートロードテストですが今回、田舎道の厳しい路面を各種類含んだ
同行走行で確認できましたので、私自身もオーナーさん同様に別のバイクに
なった変化に対して高得点評価として良いと感じました。



雨の中を走行していなくてもひどい状態の錆も出ますので雨天未走行で何も
しないなど、錆の発生は湿度と空気循環等の滞留の悪さからのものが半分以上
となる事も事実です、雨天も走ったので定期的にやりましたという、バイクの
ほうがポテンシャルが上である事は今まで整備したバイクのほぼ全てですので
それらからの乗り味やハンドリングバランスでがバイクの楽しみであると考えます。

初期の部分整備ですのでまだまだポテンシャルは上がりますが現在の使い方や
メンテの頻度が有れば小さな部分の改善にてスキルに合わせられますので
ブルターレの特性やパワーバランスを上手に引き出して慣れて行く方向が
こうしたミドルパワーバランスのバイクでは可能な所です。

但しクラッチレバーのガタガタ等のクオリティーが足りないのが操作性を
阻害していましたので、まるで50ccのレバーを握っている様な部分は要改善点ですので
今回の作業に追加として提案した所です、調整後はとても良い握り感とダイレクト
な反応で発進時や半クラッチの強いられる場面では操作しやすくなりますので
余分な滑らせかたもしないのでギクシャクせずに断続する事で本体にも優しく
なります。
こちらも単なる調整ではなく既に削れてしまった部分の合わせ面の処理から
始めてシム調整、取付のボルトナットの締め合わせ調整後に握り始めから全握り
のストローク中の指の運動バランスを取る事がきちんと出来ることでクラッチの
断続の正確な情報を掴みつつコントロール出来る事で部材に優しくスムーズに
ライディングフォームを維持出来る基本であり、意外とこの部分が正しく整備
されている車両がほぼ少ないのが実状で数百台に1台もしくは新車でも
合格コンデションは少なく、この部分は必ず私の場合はメンテナンス作業
の大切な一部分でありテクニックの土台であると感じます。

運動能力で行ける人以外、ある意味ではこれらが出来なければテクニックなど付かず
動きの中のタイミングでバイクに乗り慣れると言う方法に変化しますので
様々な場面やコンディション変化に対処する範囲が狭くなるテクニックと
呼べない物となりますので、大事なことをやる事が出来ない整備管理では
危ないだけですとしか言えませんし、レベルの高い整備管理は安いコストでは
無理ですが後々のコンディション維持でのトータルバランスで見る時と
使用中の気持ち良さを同時に得る為には必要ですので、これらは先に来る
ことでしか得られない所です。




オートシフターだからと言ってもATでは無いので発進停止の操作性がクラッチの
フェーシングとプレートの当たり着け等の変摩耗を防ぐための大事な部分ですので
適切な操作が出来る事が基本ですのでこれが出来ていないとオートシフターの
作動方向でのつながりや滑りにも影響しますのでオートシフターだからこそ
気お付けなければクラッチなど簡単にダメにしてしまう物です、ダメと言っても
壊れる程ではなくとも、とても使いずらいやジャダーの大小など、便利さの
裏側にある基本が使いこなせての装備であるものです。









部品の供給に関してMVアグスタ本社工場の体制が安定していない様で前モデルで
も現行の外装部品に変更されてしまったり、消耗品関係が安定して入荷しないなど
取扱店でも苦労が有るようですので、なるべく新品時の状態を維持出来る頻度の
メンテが必要に応じて出ますが、他の車両も同じですので、この辺は
日本でのディラーに新車を卸している日本代理店の能力とメーカーの体制が
後々に響きますので修理をする側としては、国産車と変わらない構造的な部分は
手入れ次第で持たせる事は可能ですが、ラバーパーツやデザインパーツ等の
車種独特の物は難しくなる事は有りますのでその辺りの注意と初期の組立不良が
出てしまうと不具合の原因となり、
まだまだあるのが海外モデルの現状であるのは確かですのでそれらの
パーツ待ちの部類に当たると時間が必要となりそうな感じです。