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bright ring.(ブライトリング)オートバイ整備 ハンドリングと車体剛性調整、本来の オートバイのポテンシャル知ってください。車体安定、乗り心地、タイヤのメカニカルグリップアップ、空力特性からの ハンドリング違いまでのメカ部分の調整とライダー側の体力に合わせた安全性を重視する基本的なバランスアジャストなど人側でのバランスアップも安心感として付け加えていく所です。 初心者や女性ライダーこそ、ここが大切です。

2018年2月22日木曜日

GSX1400の持っている軽快性を正く引き出す。

大排気量のネイキッド車両を気持ち良くライディングする為に。
GSX1400   2008y K7
ハンドリングバランスを崩す要因。
個体の整備の仕方と組み立て不良が合わさっての所へ方向性が大きく異なる
カスタムパーツの取り付けにより更に悪化した為の現状と課題。

ビックネイキッド車両は排気量と力のあるトルクでの出力特性により
低速域の取り扱いが本来は得意でなければいけないのですが、車体のバランスと
アクセルワークにより大きく違ってくる操作性に、手を焼いてしまい結果として
アクセル開度を開ける場合は常に3速以上に限られたり、2速交差点付近では
慎重に開けないとリヤが滑りそうで怖い又は勢いで反対車線に飛び出して
しまいそうで上手く出力特性を活かせない等、出力が大きいからと言った
考えがほとんどであるのが一般ライダーの意見ですが間違いですとオーナーさん
には理由を説明をして行きます。

姿勢変化とホールドポイントが重量級の車両ではスーパースポーツ並みに操作する
人間側に対する要求事項が多面的にあります、一方で法定速度域で流す程度なら
余裕のあるトルクでチョンとアクセルを開けただけで加減速が可能です、本来ならば
この体制からも多めにアクセルを開け始める事が出来なければいけないのですが
大排気量の力量を出し始めるとややこしくなるハンドリングである事は確実です。

楽過ぎるポジション選択を過度にやり過ぎるとアクセルを開けられないや
ブレーキ操作も小さい入力以外は出来ない等の悪循環を招くので、
本来の快適性と安定性を出しずらく成りますので大柄な車体のメリット分が
出せずデメリットだけが顔を出して行く事となります。



                 ###

僅かなズレの積み重ねが、良いパーツでも相性やバランスを、目的に反した使い方
にする問題から使えないパーツとしてしまう、ピンポイント領域以外は悪化する性能を
招いてしまっている事が多いのがカスタムでの使用状況が合わない状態と取り付けの
不良等から見られます。

それらでも相当額の費用が掛かってからのハンドリングバランス不良が発生しますので
整備費用が更に必要と言う事を念頭に入れずにカスタムしているのが一般的です。
これらを正しき整備、組み立ての難しさを簡単に考えては大排気量バイクを
まともに操る事は難しい物です。

極端にスポーツバイクに寄せて行くような足回り部品を普段使いやメンテ不足している
車両で軽快感を求めての、重量を上手く操るのではなく、重量物を力で動かす
操作法にバイクをコントロールして居ると勘違いしてしまうのが一般的な現状です。
体力低下と共にバイクが重いと感じている人は軽くしたい、イコール軽量化
がまず最初に来ると思いますが、元のバイクが重くなったのではなく動く可動域
が動きずらいが、違った解釈に変化して動きずらいが重たいに変わってしまう事です。

これらは時間的なパワーのKg、psc(パワーセコンド)早ければ軽いの法則に当てはめて
無理に早く動かすには軽いことが条件に成りますが同じ時間軸でも重いものが
動けば重くは感じない物ですので違うアプローチで結果が同じとした方法論を
人間の体力基点を重視し過ぎる観点からしか見ていない事が原因です。

元の車両が重量車体でのカスタム車両では
欲しい部分は出てきたが、いつも通りの乗り味が無くなってしまった事による
ネガティブさが有りますので更に何かしら対策しないとスポーツも普段乗り
も中途半端な状態です。

目的を掴めずに始めてしまうと途中で収集が着かなくなり何のバイクに乗っているのか、
ハンドリングは何なのかのと言った物では
無くなってしまいますので、操安などの走行性能を良くしたいと考えた物か、軽さの
カスタムでは別れ道がありますので、自身の使い方を見落とさない事が大事です。


これらの様々な車両の性能を引き出せない悪条件と体力基点状況が続いてしまうと
路面コンデイションの良い場所では無理に振り回してもタイヤのグリップ感が
出ている条件付きでは振り回せますが、それ以外の場合は路面コンディションに
左右されるバイクと成りますので安全面としては常に低い状態で推移しますので
軽量化にもバランスの取れた使い方に合っている範囲なのか、スーパースポーツ
並みに軽量にして行く部分では全体をバランスさせる最低限必要な要件を
満たす事が必要です。

また軽量ホイールに合わせるタイヤも間違えてしまうのが、セット販売品の
場合では車重に見合わない種類の場合は必ず何かしらの不具合部分が
有りますので高額なホイールを買う為にタイヤ側の金額を下げる事で
ホイールの持っている機能性を逆に下げてしまう選択になりがちです。

またレーシングホイール性能としても一般使用がメインならばハブに
オイルシールが装着されていない場合頻繫なメンテが必須となりますので、
こちらの社外ホイールのBgも装着後3か月で表面側に錆ツキと結露による内部
水分混入での潤滑剤の性能低下を防ぐ維持管理が出来ない事と引き換えに
軽量化のメリットを活かせずにいます。




その他では
こちらの車両のキャリパーも6Pの高機能ブレーキですがシール交換のための
OHと成っていましたが、シール交換したので良くなるはず?  では無く状態を
改善出来てのシール交換として、キャリパーの仕事をしてもらうように
組み上げる事が大切です。
レバー操作もOHレベルの動きに合わせての効きかたしか引き出せずに
居ましたので、それに慣れた方法でのレバーに掛ける力加減や指の開きとなりますので、
間違った効きかたに慣れ過ぎると変な効きのブレーキが制動力不足と停止距離の
延長方向に流れるようになります。

高機能ブレーキで有れば良いのではなく、高機能を引き出せる状態に部品が
準備出来ている事が大切です。
整備経験者でのOH作業にも天と地ほどの差が出るのがこうした部品交換作業
の手間と方法の違いが有りますので簡単な作業程、本来は難しい部分です。

またカスタムに伴い高機能と軽量化を運動能力部分での単品効果で求めての
車重が多めのビックネイキッド車両で軽快にしたいと感じるのも分かりますが
軽快では無い理由について別の方法で解決しようと間違ってしまうと最後まで
行ってからの、解決策がつき果ててから相談されるのが多いのが常です。

きちんとした形でハンドリングバランスを戻そうとすると取り付けたアフターパーツが
乗り手のバランスに合っていない事がほとんどであることを指摘せざるを
得ませんので、外観重視のカスタム以外では、より一層プロレベル領域と成りますので
しっかり整えて行く事がアフターパーツマッチングでは必要になります。

皆さんがハンドリングに悩んだ頃には、消耗品関係や取り付けたアフターパーツも
機能せずに落ち込んだ所に、一つ改善策が有ると物凄く良くなったと感じ取る
事と成りますので、これは良いと言われる部品やケミカル品に飛びつく一過性の
繰り返しにてのコンデイション変化に捕らわれてしまいます。

やがてそれが一番乗りやすいと自己暗示されますので、どんな優れた商品パーツでも
、それら以外の基本と基礎性能が無ければ活かされることは無いと理解して
欲しいと考えます。
こちらのGSX1400のオーナーさんも、自身がやってきた部分が逆効果や
私の説明内容の技術の部分が全く違うという事を、作業後に理解して頂きましたので
高性能車両とはトータルバランスと性能を発揮できる状態に準備が出来る事で、
繋がっている部品の性能と機能を持つ流れと成っていきます。

現代の新型モデルはスタイルがクラシックでも排気量や手法にて高性能車両
と成っていますので完全に人間の体力と操作法を、置いて行けぼりにされて
居ますので楽に早く走れるが止まれないではジレンマとの闘いに終始
付きまとわれるだけのバイクに、手を焼くライディングと成りますので
楽しさは半減、危険度は上がるだけの整備ではテクニック向上も無いと
理解して欲しい所です。

納車後にショートツーリングより戻った時に感想はいかがと、オーナーさんに聞くと
全く違うので何と言えば良いか? 
以前の普通が危険に感じてしまう位に、今は楽しく乗れるのに安心してブレーキが
掛けられる事の、安心感がある楽しさが違いですと言われましたので、
合っていますと答えて、やはり安心感と楽しさが良いバイクの条件ですと成ります。

今回エンジンには一切手を入れていませんので!!
こちらのGSX1400でも副産物として2Km程の燃費向上が確認されたのでフロント側
のグリップ不足解消でのタイヤの接地バランスが上がったおかげでロール安定度
が増しましたので走行抵抗を下げてグリップ感上がるキャスター構造の自律領域
の安定が産む燃費向上です。



最後に
今回のフロントセクションの作業の目的は運転者に感動と安心を掴んでもらう為の
整備ですので、感性を感じられる事を求めてのパーツの機能を最大限に発揮させる
飽くまでも最後の人間の技術の仕上げの差が出る部分を大切にした手間のかかる
作業ですので、一般的な整備とは全く違うことを記述しておきます。