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bright ring.(ブライトリング)オートバイ整備 ハンドリングと車体剛性調整、本来の オートバイのポテンシャル知ってください。車体安定、乗り心地、タイヤのメカニカルグリップアップ、空力特性からの ハンドリング違いまでのメカ部分の調整とライダー側の体力に合わせた安全性を重視する基本的なバランスアジャストなど人側でのバランスアップも安心感として付け加えていく所です。 初心者や女性ライダーこそ、ここが大切です。

2017年11月11日土曜日

1999,YZF-R1ハンドリングのヤマハに戻す組み立て技術、空力特性も含めてのサスペンションへ

ヤマハYZF-R1

1998,y初期型の軽量スーパースポーツの発売でした。該当車両は1999年式。
ハンドリングのヤマハのはずですが既に購入時前の整備不足と技術不足からの
ずれた怖いハンドリングに変化しています。
まずは落ち目のフロントセクションのスムージング作動と剛性調整を組み立て技術で
ワイドレンジに仕上げる為に手間のかかる下地処理から手入れをしていきます。

後付け剛性パーツでは部分的な上がりと、相対比下がりが交互に出るので合わせ込みに
難しさがあり、僅かな違いでも使用感や操作法での差が出やすい物ですので、
強いだけでは粘りが出せませんのでスーパースポーツ系では元の剛性をいかに
引き出しつつバランスさせてタイヤにグリップしてもらう事での、乗り味に対して
ライダー能力とシンクロさせて行く事で安心感とファンライドをもたらしてくれます。

レース用単独での仕様に近ければライダー側とコース選択の範囲が合えば良いと思い
ますがそれ以外では使いずらいのが剛性バランスやサスペンション設定のかみ合い
の難しい所です。

非常に優れたパーツ構成でもバランスと組み立て技術が共成って行かなければ
本来の機能を出せないので新型車両に乗っているのに、取り扱いずらいのであれば
高性能のズレが原因である事ですので、細かい点も含めて乗る人に対して必要な
目的を絞る事が大切です。








個体としては綺麗な状態で距離もそれ程多くもない通常使用の状況にて購入した
車両をオーナーさんが少し手直しと清掃作業をした状態で普段乗りをしつつの、
コーナーリングの不安を感じてからの相談を受けていましたので、試乗をして全体の
バランスを確認する事の話をして、後日改めて試乗後からの入庫となりました。

ほぼノーマルの車体ですので乗りずらい部分などの判断も
しやすく適確な整備と調整に組み立て技術が投入されれば現行のR1にも負けない
と感じられる車体と程よいパワーの152Psがベストなバランスになって
楽しさを発揮することです。
パワーバランスは現代のタイヤ基準では更に洗練された物となるので、仕上りレベル
により発売当時よりも楽しく感じてしまうR1です。

取りあえずで2万キロ前後まで手入れの無いヶ所も含めての通常の中古車で
あるのですが、1000ccの力量は古くても確実に一般の方の手には負えないのが
本来の所ですので、ここで乗る機会を決めた場所や高速道路移動区間が
多い状況に限ってのクルージングバイクとして扱っていてはバイクの楽しさが
半減した状態です。
R1を乗れていない状況をオーナーさんは色々な部分で感じて居るとの事ですので、
まずは普通に乗れる(これが一番難しい所です)状態の基準がどういう事で
一般的な所の普通にでは上手くいかない事を理解してもらう事が大事です。

良い部分が車両としてあったとしても、良い部分を活かせない引きずられ症状が
あることを先ずは理解することがトータルバランスでは大切な所ですので、
作業前に説明した現行車でのトータルバランスと言う高性能化の為の物とは、
少し違うトータルバランスが乗り手の体力と使用状況に合わせることが必要だと
言う意味合いを消耗品の部品交換やカスタムパーツの単なる装備だけでは
成りえない事を知ることがオートバイを気持ち良く走らせる元です。



スタンダードとは言え150馬力を使い切れるのは場所とコンディションが
揃わないと無理な位、高次元な性能を持ち合わせて居るのにスローコーナーも
満足できない150馬力では勿体無さすぎですし、
基本性能が発揮されればとても乗りやすく真のポテンシャルが18年前のバイクでは
ありますがとても高いレベルですし、普段使いからトラック走行までも
非常に良い性能、機能を持っていますので、しっかりした状態で整備管理を
すれば壊れやすいなどは現行車と変わらないレベルであり、しっかり走らせて
動かす事でコンデション確認も出来ますので、中途半端な整備で終わらせずに
技術レベルの高い組立で乗り味を感じて欲しいバイクであると思います。

元々の設定がYZR500レーサーの車体に1000cc4気筒を積んで軽量コンパクトな
パッケージなのでカウルを外すととても小さくこの軽さはバランスの取れた軽さで
一部の高級軽量パーツで単に軽くしたものでは無いのでノーマルのバランスのとれた
軽さが現時点で乗っても楽しいと感じることが出来る元であると判断できる所です。

パワーバランスでの車体の強さが程よくキャブレターの特性も、現代のフェール
インジェクション能力と比べると、とても大人しく感じてしまいますがキチンと
セットアップ作業が出来れば同じパワーの現代のモデルにも負けない素性の良さを
感じられると思います。
こちらの車両はキャブレター調整が現時点で修正作業が必要な位ずれていますので
ハンドリングバランスが戻った時点での今後の課題を説明しましたので先ずはフロント
周りの上質性の向上から、元のハンドリングとは別次元にしていきます。







車両をじっくりと眺めて見てからのリヤセクションの構成部分の特徴。

ロングスイングアームが当時の先端でしたがバランスのとれたロングスイングアーム
なのでロングだから良いのでは無く、バランスのとれたロングであると乗って感じます。
近い年代のリッタースポーツ系では、様々なタイプがありましたので過渡期の中では
馬力アップの中でのタイヤの構造と機能をフロントとリヤの使い方とタイヤ側の
ゴムの技術との変化の中でライバルとは違う部分を出す為のアプローチの時代です。

全体のバランスとパワーバランスの他に
タイヤの技術進化の流れが車両構成の方向性であるのは各メーカーのほぼ共通した
所でレースレギュレーションなどから来るスーパースポーツのディメンションが
同様な状態になるもので、当時は色々なチャレンジから生まれたスーパースポーツ
であると同時にシンプルな良さが改めて車両を整備すると見えます。
これらは現行のヤマハ車も同様であることが、違う年式のR1に乗っても同じ感覚が
ゆるゆると走らせただけ、もしくは跨った感覚もヤマハの乗り味である事です。






カウルデザインが耐久レースモデルのデザインなので車速と共に空気圧の
重さが私のドカから乗り換えるとアッパーカウルの幅広い分の重さが45Kmh
辺りで2割位重くなるのが気になりますが、シャシーのバランスを取る事が
先ですので各部の下地処理と落ち込んでいるポイントを丁寧に仕上げて行きます。



カウルデザインからの流れでスポーツ走行に行ったときに多く見られる事からの
注意点を書いて見ます。

初中級者に多いトラック走行での抵抗を減らす為だけに有効だと、その場だけミラーを
外す人も多いのですが空気抵抗とコーナリング中のサスペンションバランスなど
はライダー側の姿勢などや車体バランスの崩れに普段は付いているミラーの
空気流れのタイミングで車体が動いているので、急にミラーを外した時の
タイミングが取れないライディングとなりますので、直進のトップスピード
が200Km/h以上の領域など距離のある加速以外では、普段のミラーの付いた状態で
サスペンション設定やバランスを取る事が大事です。

市販車状態でミラーを含めて合わせ込んでいるのが現行のスポーツバイクですので
形が似ていてもレース用FRPカウルでは違う特性となりますし、ミラーの有り無し
だけでは無いのがスーパースポーツ系の軽量車体でコーナーリングとなります。

レギュレーションにて取り外しでの飛散防止目的とする場合を除きますが、
ミラーを外して変わるという事は外してバランスが変わるという意味ですので
このバランスが崩れやすい軽量車体では良い方向にアジャストするのは
素人では無理で、普段使いで仕上げたバランスを崩してしまいますのでやるべき事
はこう言った事では無く、他の整備管理やタイヤの状態管理と確認です。

車幅の広い後方視界の良いミラーを装備している
ツアラーモデルの大きめのミラーを外すとスポーツ走行が走りやすいので
スーパースポーツでもと勘違いしてしまいがちなのが、両者の元の状態が違うを
理解せずにいる部分です。
スーパースポーツ系では身体の起きた姿勢にて、前面投影のはみ出し部分の形状変化が
その時点で体の風圧当たり面の状態にミラーを介しての当たり方と無い状態での
風圧変化は体の向きや起き方などでとウェア類と合わせてのバランスになるので
伏せた姿勢を完全にレーシングレンジにしない場合や、余程ノーマルのミラー形状が
悪い事以外では他の整備不足とのアンバランスにてのコーナーリングでのロスが
直線での抵抗差を超えられないと思ってもらうのが先です。

動物の鳥でも(サイズにより違う)
スカイダイビング等でも鋭角なスタイルで下降している時と、方向を変える為に
抵抗差を利用して行きながら身体も安定した状態を維持する姿勢を空気抵抗の
僅かな溜めと流しで行うのがバイクのコーナーリングと同じ状態ですので、
溜が無い状態ですと体力のない方ではシャープな動き方に(フラフラする)
バランスが取れずに何時もズレたライディングスタイルに疲労が蓄積し易い
状態となります。
現行車SSのカウルデザインが潰れ顔な所での空力特性が
コーナーリングと強烈なパワーで直進加速させている部分の振り分けを
して居るバランスですので、小排気量車やストレート重視の場合とは
違うのがスポーツバイクのコーナーリング特性となっているのはデザインから
も見て取れます。


最後に、
今回の作業にてステムなどのブラック塗装の色褪せや剝がれの再塗装と
各ホース類の交換も同時に行いますがホース類もこの辺の年式になると何カ所か
欠品となりますが、この辺の中古車になってからの交換が必要時期にラバーパーツ
が欠品中なのに社外品のラバーパーツは、耐久性等の面で期待以上に持つ物が
ほとんど無いですし成型上合わないと使用出来ないのが現実ですのでこの辺は
どのメーカーもこの時期に直し始めるのが一般的な所なのに欠品中となるのが
が残念です!
環境に配慮したエコが言葉だけのエコと言われる時代ですので始まりから終わりまで
を考えた複雑さを技術進化でエコできるものと、一般化で本来のエコにつながる
物は別であることを確認している人は、希である事です。
バイクでも洗剤でも素材でもこうした大量生産品の隠れた部分をどう捉えるかを
考えることが出来ないとエコにも繫がらずに、後に環境破壊の問題が露出して
いる事が多い事が進歩の影に反比例してある部分を見落とす事で逆にコスト高
につながる物です。