2015年式、899パニガーレ、T様の車両にて車体とハンドリング診断の依頼
走行距離2015Km程、大型車両は初めての購入が899パニガーレとの事です。
確かに車体バランスの取れない事、グリップ不足、震動やレバー関係の渋り、
手足の操作位置の不具合、新品のボルトのねじの仕上げの悪さが初期診断にて
各所出ている状態です。
とりあえず乗り慣れていないので購入したディーラーにて車高調整ロッド取付にて足着きをよくして
立ちごけでカウル類を保護目的のスライダーの取り付けてある状態での試運転確認です。
スポーツ車の高さバランスを考えて、まずは足着きがべったりの状態から多少余裕が出来る
限界の高さまで上げていきますが身長165cmでは本来の高さには到達出来ませんが、
信号待ちが可能な所でなじんで頂きます。
いきなり車体剛性とグリップアップの作業はせずに運転者の操作系と渋い部分の改善を
する事が大事です。
初の大型の899パニガーレですので、現在のライダーが感じるポジション合わせやブレーキ
の渋り、ABSユニットのバルブや壁面に残って抜けづらいエアの混入を排出削減して
ブレーキレバーの操作性向上作業にてフロントサスペンションへの急入力を軽減する事が
ブレーキレバー操作性にてタイヤグリップのつかみ安さを向上させて初心者でも強力な
ダブルディスクを優しく操作出来るよう、手首の角度調整と指先の使い方を指導しながら
アジャストしていきます、しかしながらパーツ個々の渋さは完全に全バラにしての組み直し
が必要ですと理解して頂きつつ、小さな不具合から潰していきます。
フライバイワイヤーのスロットルセンサーのガタ付により発進時のエンジン回転のコントロールが
難しいのが、私のようなベテランでもやりづらいので発進、停止の回数を減らしたい気持ちにさせら
れるので、つい見通しのよい場所での一旦停止をサボル事での安全運転意識の低下につながり
ますので、発進、停止の苦にならないアクセルとブレーキにする事が結果として、立ちごけ
しずらく、交差点でのスムーズな移動が可能な事が出合い頭の事故を減らすための原点です。
日本製のスロットルパイプの方が樹脂の型の出来が良いのですが、フライバイワイヤーの
センサーの形状の樹脂パイプは存在しないので、ワンオフにてガタ付防止をして行きます。
操作系のメニューとおし引きの重さが出ているチェーンやハブのオイルシール等
フリクション低減の作業を3日掛けて丁寧に作業を進めて第1回目の授業とします。
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