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bright ring.(ブライトリング)オートバイ整備 ハンドリングと車体剛性調整、本来の オートバイのポテンシャル知ってください。車体安定、乗り心地、タイヤのメカニカルグリップアップ、空力特性からの ハンドリング違いまでのメカ部分の調整とライダー側の体力に合わせた安全性を重視する基本的なバランスアジャストなど人側でのバランスアップも安心感として付け加えていく所です。 初心者や女性ライダーこそ、ここが大切です。

2018年11月25日日曜日

MT-07の能力を復活させる部分整備

MT-07

こちらの車両のオーナーさんはスーパースポーツとMT-07の使い分けとした2台持ち
です。
スーパースポーツの方は既にバランス整備された状態ですが馬力の部分では
扱いきれない所ですので、メインで使用するMT07に対して普段仕様のレベルアップ
がどの様な変化を見せてくれるかと言った部分を体感して行きたい所からの部分整備
でのお任せ整備依頼となりました。
MTの方はヤマハでの整備パッケージ付きの新車購入でしたので3年間はオイルなど
や定期点検項目は付いていましたので取り敢えず3年間は、そのまま乗り続けて
その後何か大事な部分での整備を追加したらよいかと相談を受けつつの所からです。



そんなこんなから距離的に1万3千キロを越えてタイヤの接地が崩れ始めてしまい
タイヤの残り溝は半分程度あるがグリップレンジも下がり、震動の大きさも増えて
いましたので多方面えの影響を与える分子を今、改善した方が結果としては長持ちで
経済的になる事から今回の部分整備に着手する運びとなりました。

飽くまでも消耗品交換が対象の車両が行う整備では無く、乗る楽しさと快適性が
産まれる事でこれらに対して一般的な消耗品以外のハード設定のパーツでの消耗と
不具合の出方が少なくなるとした物ですので、整備不足からのハード設定パーツの
痛みの発生が多い車両ほどお金は掛かる物である事の理解が無ければ
道具として車両本体が消耗品と成るだけですので、そうした車両に
は行わない整備内容です。

先ず目標としたのは通常交換した方が良い状態であるタイヤですが、車体の剛性バランス
と各部の可動のスムーズな事による接地の逃げを出さない取り付けで何処まで
古いタイヤが本来の性能を見せてくれるかの性能試験を実施する一般的では無い
事を今回実施します。
新品タイヤの方がより良いのは分かっていますが、一般的では無い私の整備を
知っているオーナーさんだからこそ、同じ摩耗したタイヤでも変わる事を
わざわざ感じたい為にMT-07のタイヤ交換をせずに今回の作業を進める事とします。

これらの手法は、
私自身のデモ機で行う車体の基本を見るためにする作業手順となります。

作業前後に同じタイヤで確認をして車体側での特性を確認してから、目的と
使用の方向性を決めて次のタイヤ選択として行きます。



現在の乗り味がある事から次のタイヤの選択肢が見つかりますので、今までの
ライフ重視や金額的な要素に成っていた物が乗り味の割合が高くなりますし
選択する基準が逆転して乗り味が合っている状態にライフと値段がバランスする
タイヤ選択としますので金額判断の要素は低くなりますし、ライフが延びる状態で
あれば経済的となるので金額判断は結果を見れば同じと成ります。





◎ 性能を目標とした所で必要な整備技量を使う事がメインの整備をして行きます。

ブレーキ周りはかなり落ち込みが出ていますので各部オーバーホールと共に
制動フィールを新車時を軽く超えた作動性と使い勝手にして行きます。

ここで一般には単独オーバーホール作業やパット交換だけで終わる物の評価が
多く、
パットやブレーキ能力の評価を3分の一以下の制動能力部分でしか出せていない
状態ですので落ち込んで効かない状態に効きの立ち上がりが早いパットの評価が
皆さん良いと評価しますし、サスペンションへの悪影響やABS介入も早い状態に
成ってしまって居るのに効くブレーキだと勘違いして、どこそこのパットは好きと
なる事です。
ローター研磨も古い被膜形成除去もせずにしているので大概は同じ評価や
体力的な部分に左右されてしまう評価ですので全体の動き方や悪影響を及ぼす
ブレーキに成ってしまっている逆転現象の悪さに向けているだけの仕様が多い
事です。

ABS装備の車両ですがドライ路面ならフルにレバーを握り込んでもABSが介入しない
ほどタイヤの性能が発揮される状態でロックする気配もないまま短い制動距離で
止まれてしまう効くブレーキなのにコントロールし易い様にする為に、
車体の縦剛性とバランスを保てるフロント周りとした所を同時に
詰めましたので整備前と後では別のブレーキ能力感覚がわかると思います。




MT-07の快適性や使い勝手の良い部分はそのまま2段階上がった所で、スポーツの特性と
安定性を同様に上げる今回の作業にて基本的にMTが持つ設計とバランスを引き出す
事が目的とします。

オーナーさんが既にスーパースポーツでのトータルバランス整備を行い体感しています
のでMT-07に行う部分整備をする方向性も事前に打ち合わせしながらとなりましたので
整備内容は決めて行きましたが、距離的な部分と使用時間などの落ち込み箇所が多い
のが原因で追加部分が必要となりますので予想よりも手間は掛かりました。

作業終了後の試運転で本来の性能を出し始めたMT-07が乗っていて楽しいのと
快適な使い勝手が良い所が大幅に向上したのでバイク的には別のMTになったと
言う所です。

新車時に近い時に乗った時の新品時のタイヤより減ったタイヤでの感触が良く
感じてしまったのがオーナーさんも感じてもらえましたので、今回の実験的な
中古タイヤの比較目的の車体の剛性バランスと基本性能のアップがタイヤ性能の
違いを出す所を理解できた物である所です。
タイヤ以外での部分も比較するとギヤの入りが良い事や振動が無いので疲れない
とした別の要素も多岐に渡り上がっていますのでよりMT-07の使用目的に幅が
広がった事は明らかです。
一般的な整備ではサスペンションが分解されて中身を確認して組んだものが
オーバーホールの第一段階になっていますので、本来の性能であるトータルバランス
でのサスペンションとは程遠いのが一般的です。
今回のMT-07では事前確認が有りますのでフォークO/Hは含めずOKでしたし、
オーバーホールせずに純粋にサスペンションの動きが変わったことを確認して
貰いましたし、巷で言われるサスペンションの変化の3倍、正しく良くなるのが
トータルでのサスペンション能力とするところです。

フロントフォークのオーバーホール作業をしていないのでサスペンションの
基礎性能が逆にどういう事なのかが感じられる所ですので、本来の
乗り心地とスムーズな動きの出るサスペンションとは何なのか理解してもらえた
はずです。

これらは
トータルバランスの一部を連携させた整備でしか味わえない物であり、一部の
部品交換等では違いは出ても、違う事だけの要素の内容も出ていないだけの
部品交換整備では絶対に出せない事です。

またMT-07での使い勝手が良い所を更に伸ばして行った所では、一般道走行での
ランナーとして見るとダッシュも大排気量に負けませんし、渋滞気味の低速でも
粘って走れるのでギヤをホールドしたまま落とさずに行けるようになっていますので
非常にトルクの有るバイクに乗っている感覚です。
このトルクの上がり方はどのクラスでもバランスメンテナンス作業前と後では
2割増しのアップをしますので加速が良いことを体感できますし、普段使って
いる状態での燃費も加速が良いのに上がってくる所です。

今回の部分整備で、MTが見せてくれたポテンシャルをトータルで完成したら
更に安定度が上がり楽しさは倍増する事は間違いありません。


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