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bright ring.(ブライトリング)オートバイ整備 ハンドリングと車体剛性調整、本来の オートバイのポテンシャル知ってください。車体安定、乗り心地、タイヤのメカニカルグリップアップ、空力特性からの ハンドリング違いまでのメカ部分の調整とライダー側の体力に合わせた安全性を重視する基本的なバランスアジャストなど人側でのバランスアップも安心感として付け加えていく所です。 初心者や女性ライダーこそ、ここが大切です。

2016年4月27日水曜日

1098S車体バランス調整、振動低減

熊本地方地震での被災者の皆さんが平常の日常に戻れる事を切に願います。
私は建築物の専門家ではありませんが熊本地方の地震により比較的新しい耐震住宅の
1階部分の倒壊により亡くなられた方の多い事に改めて、土地の地盤の性質上の違いに
より耐震住宅の強度だけを出す方式が熊本地方には合わない部分があると感じてしまいました。

仕事にて振動低減や乗り心地等の作業をしていると尚更です。
2輪車関係での企業、ショップの皆さんの心痛のお見舞いと早い時期での日常を微弱ながら
応援していきたいと思います。

今月の題材車両はD、1098Sの部分リフレッシュメンテナンスと振動低減とフリクション低減、
車体のバランス調整のリヤセクション部分での作業となります。
車体各部のこれまでのところのメンテナンスが一般的なメンテに留まっていましたので、操安や
乗り心地を改善するには、ほぼリヤ足回りは分解修正プラス、2014年デーラーにて中古車として
購入時から不具合の指摘を私がしていた部分の整備を追加しましたので今回の作業予算が
フロント周りまで足りませんので仕方がありませんが、前後で別々にメンテして違いに気づいて
頂くと今後のメンテサイクルの理解をし安くなりますのでこちらとしては良いかと思います。

まず私の848に乗ってもらい1098と共に試運転確認して頂くと、メンテ済み848スタンダード足
ですが、オーリンズ装備1098に大差で848が乗り心地と安定向上の操縦性にオーナーさんも
メンテの重要性を理解して頂けたと思います。
今回部品取付の予定もありましたが、スクリーン交換とギヤポジションインジケーターは後回しに
して頂きます。
スクリーン交換は車体バランスと空力バランスの兼ね合いから、ライデングとハンドリングバランス
の合わせこみの必要によりオーナーさんのチョイスでは希望のハンドリングに出来ないので私の
アドバイスを取り入れて選択してもらいます。


走行距離12000Kmほどの比較的外観はきれいな車両の1098S
しかしながらリヤアクスルシャフト周辺の構造上、洗車時水の侵入が徐々に錆の発生とグリス管理
不足にて固着、分解困難な状態と乗り心地悪化とダブルの不具合に早く気がついていただく事で
良いバイクに乗れます。

こういった回転運動部や摺動部の錆除去ではクリアランスの確保での除去法を守らないと、部材
痩せを起こして、交換必要となるりますので絶対に初期作業にて粗いペーパーや地金の部分を
削らないよう、優しくアルカリ性の除去液剤とうで盛り上がった錆のみ浮かせて何回も丹念に
作業していきます。
除去後マイクロメーターにて許容範囲にて使用可能かどうか見極めたうえでの使用が条件ですが。
 
 
 
メッキ加工部分での30ミクロン程の痩せでしたので今回はツーリングレベルならオーケーですが
スポーツ走行や高負荷運転の場合は早期交換となりますので、綺麗に手入れをしている事が
内部パーツには逆効果となる事と早目のメンテが部品素材の劣化防止と、良い乗り味の車体
を維持する為の条件でありライディングテクニックの補助を操作感良さでバイク側でしてくれます
のでライディングテクニックの上達法はまず良い車体で乗って練習と体幹アップする事が
大事です、特にスーパースポーツでしたら尚更。

1098のフレームのガードスライダーが購入時取り付けてあり社外の貫通ボルトの強度不足と
スライダーの部分でのトルク逃げが原因で車体の左流れの症状がでていましたので、マウントボルトの交換とスライダー取り外しにてフレーム側のクリアランスチェックにて、車体バランス調整と
剛性管理をしていきます。
フレームやエンジンガードスライダーの取付方法が車体バランスを崩す物が多いので当店では
貫通タイプやマウント取付のスライダーはNGと説明します。

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