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bright ring.(ブライトリング)オートバイ整備 ハンドリングと車体剛性調整、本来の オートバイのポテンシャル知ってください。車体安定、乗り心地、タイヤのメカニカルグリップアップ、空力特性からの ハンドリング違いまでのメカ部分の調整とライダー側の体力に合わせた安全性を重視する基本的なバランスアジャストなど人側でのバランスアップも安心感として付け加えていく所です。 初心者や女性ライダーこそ、ここが大切です。

2016年5月26日木曜日

848evoメッツラーRRの相性+

今回は1泊、伊豆ツーリングにて848evoに装着したメッツラーレーステックRR、リヤK2、フロント
K1コンパウンドのロングツーリングの確認とサーキット走行用にサンスターWEXPNDディスク
ローターを取り付けてのワインディングでの相性の確認がメインです。
リヤ周り作業した1098Sも同行しましたのでオーナーさんに乗り心地と安定具合の感じを確認
報告をして頂きました。

 
 
 
まずはサンスターディスクローターのワインディングでの相性ですが、しっかりメンテ済みの
ノーマルのブレーキシステムにノーマルパッドでの当たり付け初期のレバー握り具合と
制動フィーリングは、なんらノーマル車両とほぼ変化無しです。
 
ノーマルブレーキシステムが良い状態でしたら変化が少ないのが本来の姿で
変化が大きい車両はメンテ不足の証です
なぜならば熱容量のアップしたローターの高温での使用時のキャパシティーアップが最大の
違いで、低入力時に使い勝手が悪ければコントロール出来ないブレーキとなります。
 
良い車体でしたらノーマル車両の良い部分のまま高温時まで安定制動にてパッドの
熱容量の範囲では2割位レバー入力が小さい状態でしたので板厚アップによる熱安定向上
の違いがレバー入力に現れていますのでハイスピードランでも握力低下の割合を下げて
くれます。重量アップ分左右で400g以上ですが、本気でサーキット走行しなければ
切り返し等の重さも分からない位ですしロングツーリングの時は無理に操作しない方が
安全ですし疲れないと思います。サーキット走行ではパッドも使用温度に合った物を
チョイスした方が良いです。
通常使用でしたら低温での使い勝手が合ったノーマルパッドもしくはプラス50゜C位
高温タイプでもローターの熱容量が大きい分、放熱バランスから見ても、気温が低い
時は冷えぎみになるのでサーキット走行以外ではレーシングパッドは合わないでしょう。
レーシングパッドが効くのではなく、高温で安定制動にて効くのが本来の目的ですので
ガクッと効くコントロールする事が出来ないシステムバランスではいけません。
 
 
約800Km走行後の状態のメッツラーRRのリヤタイヤです。
気温は5月にしては27度と高めの天候での走行でしたが林の中の日陰の道路では
スーッと汗が引く気温でしたので路面温度は気温マイナス10度程でしょう。
少し早目のペースで走行でしたら内部温度が直ぐに上がってエア圧が0.5程上がっている
状態で出発時、2.6から3.1へ上昇しタイヤが跳ね始めていましたので温間時2.9へあわせて
の走行にての表面の状態での写真ですがほどよい溶け具合で接地感も重すぎず
ピレリのSCよりも公道での使用感は良いです。
現行のハイグリッフタイヤは温まるのも早いがその分内圧も上昇か゛早いので車体バランス
の悪い車両はエア圧の変化に乗りづらい路面のパターンが出るはずです。
よくある路面に縦溝が彫ってある路面等や下り坂の急で狭い道などでしょうか。
 
 
 
リヤメンテ済みの1098Sの走行フィーリングですが振動が減り良くなったとの感想でした
ので細かいセッティングは現段階では無しとのことですが、今は作業してない
フロント周りの振動が気になりますとのことで戻ったら直ぐフロント周りの振動低減
メンテをやるとの返答をいただきました。
やはり残った悪い部分が露骨になった形で気になるとのことです、人間の体と
一緒て゛2,3箇所の調子が悪い部分の一つが良くなっても残った部分を良くしないと
調子が良くならないのと同じ事ですので、事前に打ち合わせの時に話をしていた
予想にあいなりました。
しかしながらこれで良いバイクに乗れるので即決してくださった判断により
本当の意味での本物のバイクに乗る事ができるのです。
 
普通の整備とはひと味違う本物のバイクに乗ってもらえるライダーが
一人ふえた事が何よりも嬉しいです。
 

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