R750L1
オーナーさんのリクエストに答える為に必要な事を考える。
こちらのGSX-R750の手入れ箇所と整備レベルは感性に応える整備ですので
整備書にも載っていないのは当然ですし、整備士以上の仕事をして少しだけ
叶えられる事の繰り返しからの乗り味として確認出来る仕事です。
操作性やハンドリングバランスのリクエストが主目的ですので、スタンダード
状態の部品一点一点が持つ機能の引き出しとバランスが、どれ程のポテンシャルを
持っているのかは体感してもらっています。
例え普段乗りとツーリングレンジでも乗っていて楽しく安心感がある本来の
走る曲がる止まるの感性に応えてくれるバイクである事が大切です。
既に車体側のハンドリングバランス向上の基礎メンテナンスは済んでいますので
ここからライダー側の操作感とシンクロ率を出してテクニック向上を目指している
本当の意味での整備から来るテクニックと安心感を目指したバイクに仕上げて居ます。
まず必要な車体の基本部分の状態をきちんと仕上げつつ欲しい部分をリクエスト
して貰う方法で進めています、ある一定以上の部分は私が決めた事をクリア出来ない
と基本ライディングが応用出来ずに終わってしまいます。
またパワーライディング系の操作が偏った好き好みのライディング方法と体力依存に
向かわせない為の各部修正と仕上げを付け加えてバランスを上げています。
振動の低減やブレの無さの他、直進性もツーリングレンジに対して持たせつつ
コーナーリングの楽しめるバランスを上げていますので、GSX-R750の使いやすさが
ピュアスポーツの味の部分と普段乗りのまったり乗れる自然な流れを感じながらの
ライディングが可能だと感じてもらえるはずです。
その他の部分は時間と費用などの絡みも考えて後回しや、操作法の理解が
出来たらリクエストをして貰う方法ですので、バイクのコンディション低下を
最小限に抑える事で次の整備が繋がるようにする事で余分な費用も下げていけます。
###ピュアスポーツと普段使いの更なるレベルを追加して行く###
丁度冬場の気温でのブレーキテストやタイヤテスト中でしたのでオーナーさんに
ブレーキの感触確認を聞きましたら落ち込んでいる感じが有ると言われましたので
試運転確認からどの位足りないのかじっくりと説明を聞いてから、一般の方の
使用法であれば、まだまだ先でも良いがやれば確実に変わると説明をしつつ
手を入れてない部分の作業を追加する事を提案しました。
オーナーさんはこうした操作性やブレーキなどの感性が鋭く、私と同じ位い
低速レンジのからの低入力時のフィーリングを大切にしたいと感じていますので
今回のブレーキキャリパーの作業となりましたが、一般的なオーバーホールでは無く
指先と一体になるブレーキキャリパーの作動となるような特殊な作業により
レーシングキャリパーのハイスペックレベルを超えるべく、必要な作動性を
出せるように仕上げる事とします。
下写真
清掃と下処理にて丸一日かかるくらいでしたが、内部の腐食も僅かでしたので
この程度の時間で済みますが、酷い物ですと清掃作業で丸一日費やす物も
多いのが現実で時間工賃から行くと一般のオーバーホール領域でも、
国産キャリパーの低価格帯の物でしたら新品交換を勧めます。
しかしながら感性に応えるフィーリングとなると
新品でも内部処理の追加は有りますので当然バラシが基本となります。
GSX-R750はパワーバランスと軽量にての取り回し安さとシートポジション等、
ツーリングライダーにも対応できているので、この部分が一般のライダーには
足つきの問題もクリアしているスーパースポーツと言われています。
ある程度のアクセル開度での使用までは女性ライダーでも初心者でも扱いやすい
と言えますが、シンクロした乗り味と操作性の総合を低開度時点で不足している
場合はスポーツの入口付近からは2乗、3乗とズレが増えて乗りずらくなるのが
全ての操作反応の時間軸に比例しますので、ここで体力勝負で行くのか
バランス操作性で行くのか、スーパースポーツのオーナーの分かれ道となる所です。
Ducatiライデングにて(国産スポーツ車両も)、乗り手が感動とエンジョイしていく為の 個人的ですが整備するプロとしてのバイクや関連する事柄をつづります。 https://ducaducabrightring.blogspot.com
トータルバランスのバイクのセッティングショップ、brightringブログのアドレス http://ducaducabrightring.blogspt.com
- ブライトリング、代表 石橋
- bright ring.(ブライトリング)オートバイ整備 ハンドリングと車体剛性調整、本来の オートバイのポテンシャル知ってください。車体安定、乗り心地、タイヤのメカニカルグリップアップ、空力特性からの ハンドリング違いまでのメカ部分の調整とライダー側の体力に合わせた安全性を重視する基本的なバランスアジャストなど人側でのバランスアップも安心感として付け加えていく所です。 初心者や女性ライダーこそ、ここが大切です。
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