今回のタイヤテストはブリヂストンタイヤの新型S21です。
場所は那須モータースポーツランドと、私のお店、ブライトリング周辺の一般道路での荒れた路面もコークスクリューのアップダウンもある多彩なコース路面での試乗感想です。
他社、BSタイヤ同レンジとの単なる比較での良き悪きではなく新型タイヤでの、現行タイヤにて既
に確認されているレンジや使われ方等の参考での比較感想とS21タイヤでの単体での純粋な
良い悪いを表現出来れば良いのですが、短期テストでは見えない部分も出ます。
今回の装着車両は車体剛性調整をして各所を煮詰めている私の個人車両、92型 CBR900RR
です。仕様はFCRキャブレターと当時発売のヤマモト、フルエキマフラー程度のツーリング仕様
3本走行後の表面ですが、ゴムの千切れ方がショートコースでのこじりながらのライディングでも
安定しています。こちらはフロントタイヤて゛す。
上、写真、フロントタイヤ
気温20゜C程度の曇り空での低い路面温度の那須モータースポーツランドでの新品の組立直後
からのタイヤのフィーリングと操安、スタビリティ、グリップ感の感想です。
初めての那須モータースポーツランドで新品のかわ剥きとウォームアップ作業にて1本目の走行時間帯をあてて、タイヤエアとダンパー温度帯での車体の操作性とコースチェックと完熟に
当てつつタイヤを徐々に潰して内圧を上げて行きます。
新品のタイヤではどのタイヤでも悪い部分がこの皮むきの状態ですが、RS10にくらべるとライフが
良い分、倍の時間が掛かります、と言ってもブレーキングとアクセルの荷重移動で15分間位で、
一般道路では1時間程度の位で下地の本グリップが感じる事が出来ます。
従ってここからがS21の本来の性能となりますので、新品の製造加硫時の熱と型外しでのタイヤ
表面から浮き出る油分除去が大事ですのでしっかりと清掃後走りだす事が大事です。
今回の走行会は販売店向けなので関連メーカーの方もいますのでS21の開発部分での特性を
BSの販売部長の佐藤さんと石川さんに深入りした話をしつつ開発時の特性とエア管理について
相互にセットアップの情報を説明しつつアドバイス頂きましたので正攻法でのテストにて進めて
行きます。
スポーツ走行時のエア設定は温間時、前2.5Kpas、後ろ2.9Kpasの指定空気圧なので、
気温の上昇に合わせて初回は冷間時0.1から0.2K下げて温感2.5、2.9にターゲットを向けて
の走行での印象は皮が剥けるまで少しの間スライドとダンピング特性が安定せず、さすがに
先月テストしたRS10Rとは差が付き過ぎですが、RS10Rと比べるのは一般ライダーには当て
はまらないので一旦リセットして皮むきとグリップ感を確認して行きます。
2本目よりペースアップして行き車体とダンピング特性のマッチングの確認して行きます。
元々は16インチの130サイズのフロントタイヤのCBRですのでフロントの存在感は現行新型車両
に比べても負けてはいませんが、倒立フォークのフルアジャストサスペンションでのダンピング特性
が欲しい所ですが車体剛性調整とメンテナンス上級作業により
初代Sスポーツでの程よいぐりっぷ感と乗り心地の良さからゼブラに乗っても振られずらく
安心感がありますが急入力にはタイヤが
動く感じが出ますがこちらの溝パターンによる特性でハーフウェット状態でも安心感の高い事が
伺えます。
このような状況から3本目に向けて、温間時の指定空気圧調整とフロントの伸び減衰をややハード
にセットして走った感想は車体とタイヤの動きのシンクロをエア圧とフロントダンパー調整にて
アジャスト出来ましたのでよりペースアップしても動きが安定向上してグリップも安定してい
ましたので楽しんで走れて安心感が一番ではないでしょうか。
S21でのスポーツ走行が中高年や中級者向けでの安心感と安定向上がショートサーキット走行で
確認できますがこちらの条件も車両の整備状況により変化にしますので総合バランスが大切な
事はまず第一に念頭に置いて下さい。
最後に一般道路でのフィーリングですが、乗り心地が良いのが、荒れた県道での試運転で
アルミフレーム車両の硬さが穏やかに取れてます。
ヤマハMT07プラスパイロットロード3の乗り心地が、CBRプラスS21でも同等の感じでチョット
ビックリですが車体剛性を上げたCBRとS21が一般道路で安心感と疲労低減が優れている
事が交換前のα-12からの大きな進化です。
デメリットはこのタイヤの溝が新しい時の動き方が合わせられるサスペンション能力が
無い車両では少々スポーツ走行がシンクロしない車両もありますので、一般道ではベスト
でもスポーツ走行は今一つの場面がでる事がある事を理解しつつ。
自車両の整備状況と使用目的に合う方向が分かればブリヂストンS21の選択範囲がかなり広く
安心感と乗り心地の良さで応えてくれるタイヤです。
ライフが上がっていますがスポーツライディングではゴム硬化や年数経過を注意して下さい
走行距離が延びるライフと年数経過は別の話です。
Ducatiライデングにて(国産スポーツ車両も)、乗り手が感動とエンジョイしていく為の 個人的ですが整備するプロとしてのバイクや関連する事柄をつづります。 https://ducaducabrightring.blogspot.com
トータルバランスのバイクのセッティングショップ、brightringブログのアドレス http://ducaducabrightring.blogspt.com
- ブライトリング、代表 石橋
- bright ring.(ブライトリング)オートバイ整備 ハンドリングと車体剛性調整、本来の オートバイのポテンシャル知ってください。車体安定、乗り心地、タイヤのメカニカルグリップアップ、空力特性からの ハンドリング違いまでのメカ部分の調整とライダー側の体力に合わせた安全性を重視する基本的なバランスアジャストなど人側でのバランスアップも安心感として付け加えていく所です。 初心者や女性ライダーこそ、ここが大切です。
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