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bright ring.(ブライトリング)オートバイ整備 ハンドリングと車体剛性調整、本来の オートバイのポテンシャル知ってください。車体安定、乗り心地、タイヤのメカニカルグリップアップ、空力特性からの ハンドリング違いまでのメカ部分の調整とライダー側の体力に合わせた安全性を重視する基本的なバランスアジャストなど人側でのバランスアップも安心感として付け加えていく所です。 初心者や女性ライダーこそ、ここが大切です。

2015年10月10日土曜日

車体バランスと空力バランス

① 前回の空力バランスのリポートの補足と
② バイクの全体のパッケージが走りの味付けの元で、工場組み立て出荷時やノーメンテのバイ   クの操縦性の渋りや遊び、その他諸々からくるライディングへの阻害部分を取り除く事が
ライディングテクニックと疲労低減、安全確保の始めの一歩であることを理解して頂く事が大事と
思いますので、事例や解説等、読んで頂ければ幸いです。
パニガーレの正面からのアッパーカウル

848の正面からのアッパーカウル


単独の写真ですと少し似たデザインです。
並べるとヘッドライトデザインがカウルの上面の面積に含まれる848evoに対してパニガーレは
表面積がその分少ないので、新車販売時の試乗時には、ひらりひらりの操作感がハイパワー車である事を感じさせないバイクとの試乗感想を持たれた方が多かったと思われます。
実際に私もそう感じましたが、グリップ感が乏しいただ軽いバイクと言うのが診断結果でした。
この状態をオーナーに伝えて、何か不安があれば伝えてくれと説明して、その後に袖ケ浦フォレストウェイにての走行会後にやはりグリップ感がないとの見方でした。
アッパーカウルの面積と形状はバイクの動きに大きく関わります、しかし動き方とグリップ感などは別の部分での評価が必要です、単純にハイグリップタイヤの装着では得られないのが車体バランスと良いメンテナンス車両のメリットです。
実際に作業後の車体インフォメーションアップによりオーナーさんのタイヤチョイスは純正装着と同じロッソコルサで十分
であるとの見方でした。
このように空力バランスと車体バランスは切ってもきれない関係です、新型になって優れた部分と下がった部分がまじわるのが恒例です。
難しい表現をしますと、ポアズイユ、ハーゲン、レイノルズの法則による、層流と乱流における流体力学におけるカウルの表面やインナー部分に流れる空気の壁面抵抗、粘着性質や剥離の変化を風洞実験だけではなく実走や気圧、気温も
含めて評価をして製品開発したデザインのバイクが年数が経っても優れたデザインとして認められているのはご存知のはずです。ドカティの往年のデザイナーのタンブリーニさんが形だけではなく優れていたのはこういった部分の研究や理解を先人たちがしていた事の尊敬と勉強していた事が伺えるデザインだといえます。

ホンダの操安とデザインの融合させたモデル仕上げた優秀なかたはいましたね。



②の事例
新車購入から自己整備の車両にてブレーキの握りゴケにてカウルの破損ほか。
屋内に保管ですが近頃あまり乗らず距離も伸びていないのでタイヤ交換後乗らず久々にのりブレーキのキャリパーピストン戻りすぎによるカックンブレーキの状態での低速でのタイヤロック、スリップによる転倒で怪我はなかったものの修理代かなりかかる状態です。自己メンテの方はこういった状態にある事が気がついていない事が多いと思いますので、他のバイクに試乗したり、乗ってもらうことが大事です。試乗と言っても低速運転状態で十分です、そこで不具合がある場合は高速になればなるほど乗りづらくなるのが基本的です。
結果修理金額はメンテナンス料金を2倍、3倍上回り、自己整備が高くつく結果を招かない様、それよりも一緒にツーリングに行くメンバーに迷惑をかけてしまいますので、しっかりやってもらうメンテナンスが大事だと気がついて頂く事が良いバイクに乗ってライディングテクニック身に付ける近道ではないでしょうか。

ダメなバイクで(整備状態による)ライディングテクニックを身に着けるのはベテランでも大変です。後ダメな状態に慣れるのは良い状態に戻すのにも大変です、長年に渡りついたくせはよいバイクでもやってしまいますのでそちらの良い状態
に体を慣らすのにも時間がかかります。



スーパースポーツで女性でも操れる仕様にする事も車体バランスにより可能です。楽しく乗れるのと早いのは別で、安定性があるので結果速く走れるの順番がです!!
整備の順番がバイクを仕上げる要です、整備なしにサスセッティングはありえません
  1. 操作系のポジション合わせにて各部給油、操作力低減
  2. ブレーキの各部点検、渋りや遊びの適切な状態(重要)
  3. 足回りや可動部の給油や遊び
  4. 車体とフレームバランス各部点検、
  5. ショック、サスペンションの状態の確認後セッティング
  6. 全体のバランス調整にて空力バランスのチェック

簡単な無料での診断をもありますのでぜひどうぞよろしくお願いします。

この作業の最大のメリットは振動低減による疲労低減とグリップ感アップによる安心とライディングに集中出来る
ことです。完成した後にレベルアップパーツを取り付ける方向性が分かると思いますので、オーリンズ装備の無し、
有りのどちらにも満足度は上がります、車体は第2のサスペンションなのでこの分野がよろしくないとオーリンズ装備してもあまりメリットは出ません。駄目な状態をオーリンズ装備でカバーするのが、順番が逆でセッティングなど駄目な車体バランスに合わせているだけのことなので美味しい味付けはまず出ないでしょう。
最後に人間が第3のサスペンションです。

 

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